iPhone 歴 10 年の男が Android に乗り換えて分かったこと
intro
結論、iPhone は最高だった。
iPhone 4 から iPhoneX まで触ってきた iPhone 信者が、訳あって初めて Android スマホをメイン端末にした。
OS 乗り換える時の諸々や、2 者の比較などあげていきたい。
乗り換えた訳
理由は大きく 2 つある。
- 楽天モバイル
- ほとんど家から出ない自分には最高の SIM が爆誕してしまった
- iPhoneX 以下は楽天モバイル利用不可(4G 回線も SMS も何も使えないのでそのまま SIM だけ変えても動かない)
- 加えて、基本的に iPhone は楽天モバイルの動作保証外端末になるので、最新の iPhone12 などでも一部機能に制限がかかってしまう(今のところメインの機能はほとんど使えるので都市部に住んでいる人にはあまり問題にはならない気もする)ので新しい iPhone 買うのもう〜んという感じ(特別魅力を感じていない新しい iPhone 買っても 100% で機能しないならトータル微妙だなぁという感じ)
- iPhone で使う人はきちんと何の機能が使えて使えないのかは事前に把握しておいた方がいい
- [Rakuten UN-LIMIT]で iPhone は利用できますか?
iPhone は当社の動作保証外端末でございますが、iOS のバージョンや機種によって、一部機能をご利用いただけることは確認しております。 しかしながら、現在ご利用いただける機能であっても、OS やソフトウェアの更新等により、機能のご利用が制限される場合がありますので、 誠に申し訳ありませんが、当社での対応が難しい状況です。ご利用はお客様ご自身の判断でお願いします。
- iPhone で使う人はきちんと何の機能が使えて使えないのかは事前に把握しておいた方がいい
- スマホ開発における OS の差異を理解したい
- これは昔から思っていて、新しい Pixel が出る度に周りに買う買う詐欺をしてきていた
Pixel5 からはリフレッシュレートが 90Hz になったのでそれも気になっていた。
データ移行
Android の場合、端末同士をケーブルで繋いでデータの移行をするらしいのだが、OS をまたがる乗り換えでも必要な情報はほとんど移行できていた。
移行のやり方も、端末同士をケーブルで繋いで案内に沿ってぽちぽちするだけなので楽。
アプリなども OS 互換のあるものは全部インストールしてくれるし、連絡先などもよしなにやってくれていそうでこの辺りのストレスはなかった。
端末を近くに置いて認証するだけで全ての情報をコピーするあの iPhone の移行に慣れているせいで、これでも手間だと思ってしまうので Apple は本当にすごい。
個別にデータ移行が必要なアプリ
- LINE
- OS をまたがる移行の場合は一部データが 移行されない ので注意
- あんぜん引き継ぎガイド | LINE
通知音の設定 購入済みの LINE コイン残高 LINE Out のチャージ済みコールクレジット トークルームごとの通知設定(通知 ON/OFF)
- iPad の LINE アプリは移行後に再ログインが求められたが、Android 側で再ログインすると履歴が全部残っていた(消えると思っていたので謎挙動だ)
- OS をまたがる移行の場合は一部データが 移行されない ので注意
- モバイル Suica
- 2021/03/21 のアップデートによりデータ移行が楽になったそうなので、もしかしたら個別対応は不要になっているかもしれない
- Google Authenticator
- コレは普通に export/import すればいいので簡単
- 一部 Pay 系アプリ
- 情報を端末に保存しているのか知らないが、一部アプリは複数端末でのログインを許可していなさそうだった
- 自分が使ってるやつだと PayPay がそうだったけど、他にも同様のケースがあるかもしれない
- 情報を端末に保存しているのか知らないが、一部アプリは複数端末でのログインを許可していなさそうだった
数日使ってみての感想
Android(Pixel5) の微妙なところ
- アニメーション(トランジッション)が基本的にゴミ
- OS 側で提供されてる機能のアニメーションは本当にゴミ
- アプリの位置入れ替え時とか設定開く時とかの挙動が全く滑らかじゃない
- アプリ内のアニメーションはアプリによってかなり差がある。Twitter とかはゴミだけど FB は割と快適だったりするので開発元によるのかもしれない。
- OS 側で提供されてる機能のアニメーションは本当にゴミ
- アプリリスト(画面下からスワイプして起動中のアプリ一覧を見るやつ)が表示されるまので時間が長い & アプリリストを開いた状態でアプリの同時終了ができない(iPhone は複数スワイプで複数終了可能)
Android の良いところ
Type-C。(でも iPhone も無接点で充電してるしデータのやり取りも Airdrop だから lightning 使う機会も超稀なので書いててそこまでの魅力でもなかった。)
あとは Smart Lock という機能は結構いい。
コレは信頼された位置(例えば自宅とか)や信頼された Bluetooth 端末に接続中の時は画面ロックがかからないという機能なのだが、これがなかなかいい。
iPhone の顔認証も自宅の場合はマスクをしていないのでほぼロックがかかっていないような体験ができるものの、やはり外ではマスクをしているので毎回解除するのがめんどくさい。
その点、ウェアラブル端末などに接続さえしてあれば外でもロック解除がいらないのでここは結構良いと思う。
Android 歴がまだ数日なので、もしかしたらもっと便利機能があるかもしれないのでここはあとで追記するかも。
Pixel 5 の良いところ
画面が大きいのに結構軽いところ。iPhoneX とほぼサイズが同じで 20g も軽い。(iPhone12 mini はさらにここから 20g 軽いので驚愕)
あとはケースを付けなくても滑りにくく持ちやすいところ。iPhone は結構滑りそうになったりするけど Pixel は今のところ全くその気配がない。
改めて思う iPhone の素晴らしいところ
- アニメーションが神
- ハイスペはもちろん、廉価版やスペックの低い端末でも iPhone はアニメーションが本当にしっかりしていて美しいのだと実感する
- 画面の自動照度設定が神
- 暗いところや明るすぎるところなどにいくと自動で画面の明るさを調節してくれる機能があるが、コレが本当に神機能だったのだと認識した
- Android にも一応機能としては存在しているのだが、全く役に立つレベルの精度じゃないので結局自分で調整してしまう
outro
上記のような理由なので、家では iPhoneX + iPad、外では Pixel という感じで使い分けている。
次の iPhone で Type-C になったり機能面ですごいアプデがあったらまた iPhone に乗り換えようと思っているので、アプリなども引き続き iOS 側では残して使っていくつもりだ。
乗り換えて使ってみた感想としては、やはりスマホは毎日高頻度に使う生活インフラなので、ハイエンド iOS に限るという結論になった。
一度あげてしまった生活水準を元に戻すことが困難なように、一度 iPhone を体験したことがある人は、メイン端末を Android に変更するのはやっぱりおすすめできない。
何か能力としてクリティカルに欠けているということはないのだが、細かい点で Android では気になるところが多すぎる。高頻度に使うものだと、この細かいものの積み重ねが結構なストレスになってくる。
iPhone の作りはやはり細部までしっかりしていて、現時点では Android はアニメーション/アクセシビリティの点で iPhone に全く歯が立っていないように思う。
同じ価格帯の Pixel 5 と iPhone12 mini なら、SIM や Storage の話を度外視するなら間違いなく iPhone12 mini を買うことをお勧めする。